いきなり大型に乗るより、普通二輪である程度経験を積んでから大型に移行した方が良い、という意見をよく聞きます。
きっと真理なのだと思います。

でも、正直よくわからないんです。

バイクに乗ってると「怖い」と思う瞬間が何度かあります。
私がいつも「怖い」と感じるのは下りのカーブと小さな左折。
でも、それは、普通二輪に乗った時も、大型に乗った時も同じ感覚でした。
今回大型で走行していた時、これが普通二輪だったらもっと上手に走れたかって思うとそんなことはないだろうなと思います。

普通二輪だったら、もっと上手くカーブを曲がれた、とも思えないし
普通二輪だったら、もうちょっとマシに車線変更できた、とも思えない。

要は絶対的な経験不足であり、
その経験はもう大型でやっちゃっていいんじゃないかと。

バイクのことはわからないのですが、車のことならちょっとわかります。
上の娘が車の免許を取ろうとしているのですが、
「お母さんが乗ってるような（大きな）車にはとても乗れない」と言っています。
私も
「うん。いきなり大きいのは難しいよね。特に車庫入れとか。最初は小さい車の方がいいよ。」
と言っていました。

自分が多少なりともわかる車の世界においては、私は「普通二輪から始めた方がいい」と言っていました。
初心者マークのランクルとか、「おいおい」と思って見ていましたが、
バイクの世界の私は初心者マークのランクルさんです。

家にランクルしかないので、仕方なく泣きながらランクル乗っているのか
ランクルしか乗りたくないので、とにかくランクルで頑張っているのか
初心者マークのランクルさんもそれぞれ事情が違っていると思います。

小さい車から乗った方がいいよ、という発言も
運転に慣れるまでその方がラクだよということ。
でも、それも言わば本人次第の話です。

私は初心者マークのランクルになることにしました。
残されている時間は長くはないんです。
無理せずに小さな経験を重ねて自分が楽しいと思う形でバイクに乗りたい。
上手じゃなくていい。
最低限他人に迷惑をかけない程度の技量を身に着けて、ゆとりをもって走りたい。

不安に思うことがあるのなら、きちんと教われば？と思われるかもしれませんが、
もう修行は結構😛なので、ライディングスクールにも行きたくありません。
自分の技量の範囲で安全に楽しめることをして、それで充分だと今は思っています。

この日は約１３０キロ走りました。
最後にガソリンをいれて返却です。
丁度バイク屋さんの隣がガソリンスタンドなので、そこで給油することにしました。

出発前にガソリンの入れ方を教わったのにどうやってもキャップを開けることができません。
ガソリンスタンドのお兄さんに
「レンタルバイクなんですけど、どうしてもキャップが開けられなくて」
と恥をしのんでヘルプをお願いしたのに、お兄さんもキャップが開けられず。

仕方ないのでバイクをガソリンスタンドに置いたままバイク屋さんに行き、
「給油ができません」と泣きつきました。
結局バイク屋さんにキャップを開けてもらい、給油もしてもらい、更にバイクもガソリンスタンドからバイク屋さんにお店まで戻してもらいました。

最後は情けない結末でしたが、ちゃんと無事に返却できました。
「またよろしくお願いします。」と言って店をでました。
今回スーパー ロー XL883Lを乗ったので、当分はこれを借りて楽しむつもりです。

50歳も過ぎて間違いなく人生後半。
レンタルではあるけれど、自分の人生にハーレーに乗るというストーリーがあったなんて！
全く想像もしていなかった自分の姿でした。 

そして、目指すは
２０年後の峰不二子だ！？