50代女性で自動二輪の免許を取りにいきます!  

50代(女)で自動二輪の免許に挑戦しました。思っていた以上の苦労です。

挫折からのスタート

丁度1年前位です。
自動二輪普通免許を取ろう!と決心したのは。


教習所、色々調べました。
自宅からの通いやすさ、値段、口コミetc…


そしてちょっと自宅からは遠いけど、
口コミがよかった(全体的な教習所の口コミ)ことと、安心パックがあるA教習所に入所することに決めました。


正直、かなり、恥ずかしかったです。教習所行くの。
50代のオバサンです。
自動車学校なんてアウェー感半端ないです。
「くすくす(笑)。オバサンきてる。ご苦労様。」と思われているんじゃないか、と
30歳若かったら(5歳や10歳ではない時点でもうなんだかな、ですが) 「とってくるわ」的な感じで向かう教習所がこんなにも足取り重い場所だったとは。
でも、教習所行かずに免許とれない。
堂々としてればいいのよ。客なんだし。50代女性でバイクの免許取りにきたのは私が教習所はじまって以来だ、なんてことないはずだから!と自分に言い聞かせて向かいました。



私:「入所申し込みしたいんですが」
受付嬢:(スマイル)「はい。いらっしゃいませ。ご希望はなんですか」
私:「自動二輪です。」
受付嬢:「小型?」


私(ここで一瞬ウッとくるが耐える)「いえ、中型です」


受付嬢:(私目線で おっと、きたか 的なものを感じる)「そうですか。当校では女性の方にはちょっとアンケートをさせていただいています。」


私:「はい」(不安になる)


受付嬢:「自転車には乗れますか?」
私:「はい」
受付嬢:「原付に乗られたことはありますか?」
私:「はい」(30年以上前ですが)
受付嬢:「当校では女性の方には、自動二輪車免許は大丈夫かどうか入所前に確認させていただいております。ただ今担当がきますので。」
私:「はい」



女性の方にってどういうことだろう?
女性にだけ特別に入所前にハードルもうけてるの?
ちょっと疑問に思いました。
でも、私は場違いなアラフィフのオバサンです。既に心は委縮しています。
そんな違和感言葉に出せるはずがありません。


40~50代くらいの男性指導員の方が迎えに来て、私をバイク置き場に連れていきました。
指導員:「足がつくかどうかまたがってください」
私:(え?)
当日、私は入所手続きだけと思って、その日はスカートにヒールありのブーツだったのです。
私:「はい」
とりあえずまたがります。私は163cmあるので(しかもヒールありブーツ)スタンドをたてたバイクでも足が地面につきました。
指導員:「うん、着くね。」


そうおっしゃると、今度はバイクを倒し、


指導員:「じゃ、ここと、ここ持って起こして」
私:「はい」


言われた通りします。


重っ!! 初めて触る中型バイク。重い。重すぎる。
とーぜん、ビクともしません。



これが、いわゆる最初の難関「引き起こし」とは全く知りませんでした。
私は全く事前の調べもなく教習所にきてしまったのです。
普通二輪の免許の所得は多くは趣味のためで、車の免許の所得とは性質が異なるものなのだと後になってわかりました。
とりあえずとっとくか、や親に言われての車の免許とは違って、バイクの免許は概ねみなさん事前になにかしらの情報をもって臨んでいるもののようなのです。
私はなんの事前情報も知識も持たず、教習所に行けば免許がとれるぐらいの感覚だったのです。


引き起こしのやり方なんて知りません。しかも、スカートにヒールブーツのいでたちです。
今思えば、教習所にしても一見して「速攻お帰りいただくお客様」だったと思います。


私:「どうやるんですか?もう一度やってください」
指導員:「こう」(軽々と引き起こす)





結局、私はその引き起こしに無駄に頑張りすぎて、背骨を圧迫骨折してしまったのです。


正直、もうダメだ、と思いました。