50代女性で自動二輪の免許を取りにいきます!  

50代(女)で自動二輪の免許に挑戦しました。思っていた以上の苦労です。

晴れの卒検

二日続いた冷たい雨のあとの爽やかな晴天となりました。
明日からも雨の予報になっています。
菜種梅雨の貴重な晴れの日に再び卒検を受けることができました。



検定前に同じ説明を受けます。
私だけがリベンジ組で他の方は初検定のようでした。


本日の検定員も前回と同じ先生です。
ゼッケンを配られる時に
「今回は晴れましたね」
とお声をかけていただきました。


先日の卒検の日のどしゃ降りのあと二日間雨は降りませんでしたが、その後また二日しとしとと雨になり、検定員の先生も
「今日はよい天気となりました。卒業日和です。みなさん頑張ってください。」
と冒頭にお話されました。




今回は前回とちがう2号コース。
教習では1号コースから始めてその後2号コースを走ることになります。
何度も走る1号コースに比べ、2号コースは教習の時間が短くなります。


にもかかわらず、前回私は「2号コースだといいのに」と思っていました。
なぜ2号がいいと思っていたのか正直忘れてしまったのですが
(忘れてしまうほどのことなので特別な理由はなく、感覚的なものだったのだと思います)
当日「1号コース」と聞いて、「あぁ~」とちょっと不吉な気持ちになりました。


今日は前回1号コースで検定うけているから、1号の方がいいかなぁとぼんやり思っていましたが2号コース!
『最初2号がいいと思っていたし、2号でいいかも。』
気持ちを切り替えました。
今回は不吉な気持ちにはなりませんでした。



実は前回はトップバッターだったのですが、今回は3番目。
最初の方の走行を2階から見て、走行の注意点を確認してから下に降りました。
プロテクター等の準備をゆっくりとして、そのあと、自分なりに体をほぐしたりとちょっと準備運動をして順番が来るのを待ちました。


そう考えると前回は雨な上にトップバッターとなんだか色々不利な条件が重なっていたような気がします。
前回は他の方の走行を見てコースを確認するとか、準備運動をしたりとかそういうことができないままコースにでていきました。




「春さん、どうぞ。」
検定開始です。


補習でクランクが失敗ばかりだったので、それが一番心配でした。
坂道発進、S字と無難に走行してクランクに侵入。
入る前に「目線、ニーグリップ」と自分に言い聞かせました。
クランク成功。
よかった!


スラロームはもうタイムはどうでもいいので、とにかくパイロンに接触しないようゆっくり丁寧にやることにきめていました。
とはいえ、走りながら「ちょっと遅すぎたかも」と思いました。
出口でチラッとタイムをみると「8.9」とあったのが見えました。
よかった。9秒台と8秒台では全然ちがう。




慎重に車が行き過ぎるのをまって、スラロームから出ると、


ぷっぷーーー


と検定員のクラクションがなりました。
検定員:「春さん、コース間違いです。ここは次踏切です。」
私:「あーーー」
検定員:「大丈夫ですよ。2番から左折してもう一度コースに戻ってやり直してください。」


踏切はとばしてしまう方が多いと事前の説明でも聞いていたのにとばしてしまいました。
コース間違いは減点ではないと説明を受けていたのでさほどの動揺はありませんでした。


もう一度踏切をやり直して、一本橋です。
普段の練習での成功率は高いのですが、こういう『一発アウト』の課題は怖いです。
とにかく平均台に対し、まっすぐに停止できるよう心掛けました。
一本橋もタイムはわかりませんが、渡り切ることができました。


そして最後の急制動。
私のプランは駐車禁止の標識までに2速で38キロまでもっていき、その後3速で43キロくらいまで。そのあとはアクセルを放して40キロでパイロン、ブレーキです。
前回、雨で足が滑ってギアを上手くいれられず、バタバタして焦ったのも急制動失敗の原因の一つでした。


検定員:「オッケーです!」
私:「ふう!」
検定員:(笑)


後は発着点に戻るだけです。
とりあえず、検定中止の失敗はすることなく終了することができました。




二階の待合室で検定の結果を待つことになりました。
合否の発表及び卒業式は四輪と合同になるので、人数の多い四輪の検定終了を待つことになります。
前回、二輪は全員不合格だったので、四輪の結果を待たずに先に反省会?をして一足先に解散となりました。
今回そのようなことにならなかったので、合格者がいるのだな、と思いました。


検定中止となるミスはしなかったので、あとはどれだけ『減点となるミスをしたか』です。
スラロームが減点なのはわかっています。
タイムのわからない一本橋。自分で気がついていないミス。
不安になると同時に”これ以上の走りはできない”とも思っていました。




合格発表の時間となり、四輪二輪とも本日検定を受けた受験者が発表が行われる教室に集まりました。
一人一人、検定員が合否を伝えていきます。
不合格の人は退場です。


検定員:「春さん、合格です。おめでとうございます。」
私:「ありがとうございます!」
検定員:「前回とは(走行が)ガラッとかわりました!スラロームが8.9。一本橋は7.1。発着地点での指示ミスが1回ありました。」
私:「前回はとにかく雨で・・」
検定員:「雨の日に走りに行くということもないでしょうが、雨でも今日のような走行をしてください。」



事務手続きをして全て終了。
卒検合格を下の娘にラインしました。
「おめでとー。さすが母!」




うそみたい。
これで私もバイク乗りなんだ。