50代女性で自動二輪の免許を取りにいきます!  

50代(女)で自動二輪の免許に挑戦しました。思っていた以上の苦労です。

完全にスランプ(大型二輪12限目) 

最大10連休という2019ゴールデンウィークも終わり
私は約2週間ぶりとなる教習に行ってきました。



技能12限目。最短ならみきわめをいただける時限です。



私はこの日2コマ予約していました。
2週間ぶりの教習であることと、前回の雨の教習の時に雨という要素以外にも『乗れなくなってる・・』という感覚があり、とてもみきわめはもらえない、いやむしろもう少し練習したい、そういう気持ちから最短でみきわめは自ら放棄していました。


自分でも1コマ目は感覚の取り戻し、そして2コマ目からが本番という考えでした。



1コマ目の指導員は普通二輪の時の検定員でもあった先生で、実は普通二輪の時の初回の指導員の先生でもあった方です。
普通二輪の卒業検定の検定員は2回とも今回の指導員の先生でしたが、通常の教習を受けるのはその最初の時以来です。
『乗れなくなってる』という気持ちになっていたときに、私は『あ、この先生でよかったかも』とちょっと思いました。



指導員:「ここまで、すんなりきていますね。」


意外!と思われたのかもしれません。
既に普通二輪の免許を持っているうえでの大型二輪の教習とはいえ、普通二輪で規格外に苦労した50代のオバサンです。
恐らく”例の人”ということで、私のことはご存知のはずです。



指導員:「今日は2コマとっていらっしゃいますね。これは、2コマで(みきわめを受ける)ということですか?」
私:「はい。ちょっと時間があいてしまって、感覚的にも不安なので。」
指導員:「わかりました。ではそのような感じでやりましょう。」




今回のペアの男性は同じくみきわめの段階の方で、私とのペアは本日2限目のようでした。
指導員:「○○さんは、さきほど1号コースを見せていただいたので、この時間は2号コースを走行しましょう。」


私もペアの男性の後ろについて2号コースを走行することになりました。
後ろからついて行ってその様子をみても、また指導員のインカムから流れてくる言葉を聞いても、男性はなんの問題もないようでした。




みきわめ確定と思われる男性を離れて指導員の先生が私の元にきました。


ここからの私が酷かった。
”今日が大型二輪初日ですか?”と思われかねない走行。


停止から、いきなりグワッと飛び出る。
指導員:「これは危ないですね」
いや、本当に。


低速でガックンガックン。
今日、初めて乗りました?


エンストもたし、シフトチェンジも全然スムーズにできない。
2速と思ったのが3速。2速と思ったのが1速と、いつどうしてそこにそうなってるのか不明な状況の繰り返し。




ついに「普通二輪と大型二輪の違いってなんだと思いますか?」という初歩質問を受けることに・・・。
これがみきわめがかかってる人の走行?



指導員:「CBとNCの大きな違いは、CBが4気筒であるのに対しNCは2気筒であることです。この違いは低速でのふんばりにでます。NCはクラッチを上手く使わないとだめですよ。」
その一方でパワーはあるので、停止からの左折などはアイドリング+クラッチで小回りでいける。ここで(初心者が)無駄にアクセルを入れるからグワッと出ることになる。


そして今更ながら、クラッチを開けていく手順、ブレーキをかける手の置き方。
大型二輪ならではの発進停止、アクセルを入れていくそのタイミング、
そのようなことをおさらいしました。




乗れなくなっている・・・



二段階後半の頃から少しそんな感覚がチラチラとありました。
最初はできていたのに。
スラロームも最初の頃の方ができていた。


頭の中がスッキリしない。
どうやって乗るんだっけ・・・。


公道でCB400SFはわりと乗れていたような気がする。
でも。
NC750、どうやって乗っていたんだっけ?
その違いってこんなつまづくようなことだったっけ・・・?


頭の中が整理されていない。
体感を離れて頭の中のことに捕らわれはじめると本当にわからなくなってしまいました。





それでも、丁寧におさらいしていただいて、この時間の教習終了。
思っていた以上にみきわめどころではありませんでした。


私:「最初の頃はスムーズにいっていたのに、最近乗れなくなってしまっているんです。」
指導員:「色々わかってきたことも増えて、考え過ぎている。今、そんな状況になっているんだと思いますよ。大丈夫です。」
指導員:「安全に乗ることが大事なんです。」


そうなのかもしれないけど・・・
なんで?なんで?
スランプってこういうことなのかな。



思った以上の出来の悪さにおちこみながら、この時間の教習終了です。