50代女性で自動二輪の免許を取りにいきます!  

50代(女)で自動二輪の免許に挑戦しました。思っていた以上の苦労です。

晴れの卒検 part2 (大型二輪編)

雨というだけで卒検をキャンセルした春でございます。




「今日、どうしても行けなくなりまして・・」


と教習所に電話していた私をみて、
上の娘が
「もっともらしいこと言ってんじゃないの(笑)」
と突っこんできました。
「雨とかバカにできないんだって。普通二輪の卒検の時、雨で失敗してるんだから!」


あーあ。このまま卒検うけずになんとかなんないかなぁ(ずん飯尾ぽい感じで読んでください)
と思いつつも予約を取り直しした当日、爽やかな晴れとなりました。
晴れているなら教習所に卒検を受けに行かねばなりません。





『ついに、来ちゃったな~。』


これで合格すれば、苦労続きの長かった私の教習所生活も本当に終わりになります。


今日は暑くなるようです。初夏の気持ちのいい天気に、
「合格のイメージしかない」
と思いま、いや思いこませ、もとい、それしか考えないようにしました。



卒検の集合時間は12:30です。
早めに家を出るとしても、午前中はたっぷり時間があるのでその間はせっせと家の掃除をしました。
ジンクスみたいなものです。
掃除をすると運気があがる、と私は思っているのです。



卒検なんて運みたいなものじゃないですか?
みきわめはいただいている訳ですし、受験で言うなら合格率80%以上のA判定の入試を受けるようなものです。
それで不合格となるのは、もう運が悪かったということでしかない。


バイクブログの”卒検落ちた”という記事や、実際の体験談をいくつか読んだり聞いたりさていただきましたが、
「いつも苦手だったクランクでやっぱり失敗」とかそういう事例は少なくて、
むしろ
失敗などしたことなかった一本橋で落ちた、とか、今まで苦手意識などなかったスラロームでパイロン倒した、とかそういう話が多く、たまたま失敗というケースがほとんどです。


後は運ということなら、掃除するしかありません。
トイレの神様にも微笑んでいただけるようにして家を出ました。







そして
トイレ、玄関、寝室、台所の神様のお恵みを得て、


50代女性春、大型自動二輪の卒検、合格しました!








普通二輪から通算して3回目の卒検です。
それでも、ややもすると緊張で脚がふるえるような感覚になります。
『落ちたって何度もやればいいんだし』
『そうはいっても、この緊張を何度も味わうのは本当に嫌』
そうなんです。
何度も受けること自体はさほど抵抗感はありません。
何が嫌って、この緊張感と残しているものがあるというモヤモヤ感をずっと持ち続けるのが気持ち悪いんです。




当日は大型2名。普通二輪MT1名。同AT1名。小型AT2名の6名による卒検でした。
うち、大型1名と小型AT1名が男性で他は女性でした。
教習所の主のようになっている私です。
今日が検定2号コースであることも、検定は大型からであることもわかっていました。


第一走者にはなりたくないけど、大型の人がいなかったら自動的に自分になってしまう。
私は2番手でした。
1番の男性は「1番いやだー」と何度も言っていましたが、はい、よくわかります。
彼の走行を見つつ、自分の走行をイメトレします。
普通二輪の卒検のとき、落ちたときは1番でした。合格のときは3番。
最初が1番だったのでその時は思いませんでしたが、次に3番手だったときやっぱり他の人の走行を見てから走るのは違うと感じました。





本日の検定の仲間たちとバイクブースで
「緊張する~」とおしゃべりしながら自分の順番を待ちました。
今回は比較的年齢の近い女性が多いので(といっても自分が一番年上と思いますが)、フレンドリーな雰囲気です。



最初の男性が戻ってきて私の番です。
エンジンをかけたとき、
「これ、夢じゃないんだよね。始まるんだ。」
となぜか現実感のない感じに捕らわれました。


検定中止となる明らかなミスをすることなくブースに戻ってくると
本日の検定の仲間たちが
「すごくよかったよ~」と迎えてくれました。