50代女性で自動二輪の免許を取りにいきます!  

50代(女)で自動二輪の免許に挑戦しました。思っていた以上の苦労です。

5時限目も発進停止

このあたりから教習所に向かうのに胃がキリキリと痛むようになってきました。
なぜこんなことを始めてしまったのか、あまりの自分の出来の悪さに落ち込みます。


もちろん50代の女性です。すんなり免許が取れるなんて思っていません。
それなりにオーバーすることは想定内です。
若い人達がスイスイと進んで行くのと比べて落ち込んでいるわけではありません。
「自分の思っていた自分」と「現実の自分」のあまりのギャップに愕然としている、というのが正しいと思います。
はっきり言えば「こんなにも自分は衰えていたのか・・」という現実を改めて知ったというところです。いったい自分はいくつだと思っていたのでしょう。本当にお気楽者でした。



とりあえず、これはヤバイ、ということでネットで発進停止のやり方を検索します。
しかし、一本橋やスラロームのコツといった記事は多数あっても発進停止に戸惑う人へのアドバイスなんてそんなにないんです。
逆にいえば、なぜ出来ないのか理解に苦しむという領域なのかもしれません。


私の検索は「自動二輪免許挫折」「自動二輪免許無謀」という方向に向いていきます。


「50代女性で自動二輪の免許」はなかなかヒットしませんでした。
40代女性はそこそこあったのですが、50代ともなると50代でも男性だったり、小型から始めて普通二輪や普通二輪から大型二輪所得というブログがいくつか見つけられただけで、いきなり普通二輪の免許所得という記事は見つけられませんでした。(私が見つけられなかっただけだと思いますが)
そんな中で来夢さんのブログは、来夢さんは私より断然お若くていらっしゃるのですが、低身長というハンデからご苦労されて免許をとられたという「苦難の教習日記」で、本当に励まされました。来夢さんのブログは私のバイブルです。




本題の5時限目ですが、相変わらず8の字エリアで発進停止の練習です。
「できているんじゃないか。」と私は思うのですが、指導員の先生的には出来ていないらしく、狭い8の字エリアで延々と練習です。
このような未熟者を外周に出すのは危険ということなのだと思いますが(こちらの教習所は車とバイクが一緒に同じスペースで練習しています)、私はすぐにカーブがきてしまう8の字エリアが怖くて、「まっすぐな場所で練習したい」と心から思っていました。


それでも最後に温情からか「最後に外周でましょうか」というお言葉をいただきました。
「はい!」
この8の字という檻からでられる♪
と思ったところにエンストして転倒。


引き起こし、です。


前回の転倒で、最初に引き起こしをしたバイクにはガソリンが入っておらず多少軽いということを知りました。またその時、引き起こしに指導員の先生の助けを借りています。
実は私は引き起こしをしなくてはいけないいざというときのために、常に教習の時にはコルセットをつけていました。
「本当の引き起こしだ」と思いました。
こことここを持って、脚はこんな感じ。胸をバイクにぴったりつけて・・・





あ、起こせた。
重かったけど。
やった、本当に出来るんだ!



指導員:「では、時間なので戻りましょうか」
結局8の字から出ることは今日もできませんでした。