50代女性で自動二輪の免許を取りにいきます!  

50代(女)で自動二輪の免許に挑戦しました。思っていた以上の苦労です。

オリエンテーションそして第1時限

なかなか日程があわず、オリエンテーションに参加出来たのは2週間以上先になってしまいました。11月末のことです。
今日のスケジュールはまずオリエンテーション。次に第1時限目教習そして適性検査です。教習と適性検査は希望者のみなので、オリエンテーションのみ、または教習までで帰られた方もいました。



オリエンテーションの参加人数は11人。
自動車が3人、バイクが8人でした。
バイクの方のほうが多くてちょっとびっくりしました。


バイク8人のうち女性が3人。
男性は息子のような男の子たち4人と30代くらいの男性。
女性は私を除くと30代かな、という感じです。結構女性もいる、とほっとしたのですが、私以外の女性はお二人とも小型ATでした。



私の他前述の男性5人と合わせて6人で最初の教習となりました。
さすがに私もこの日は引き起こしをすることになると思っていました。
申し込みに行こう、と決心した日からこの日まで、引き起こしに関する記事、ブログ、知恵袋、YouTubeとありとあらゆる情報をチェックしてなんとか無事にクリアできるよう勉強してきました。
とはいえ実際にバイクを使っての練習をすることはできないので、全て頭の中でのイメージトレーニングです。



ぞろぞろと教習所の中を徒歩で移動し、旧式のバイクの辺りに集合です。これは引き起こし専用なのだと私でもわかりました。
引き起こしができるかどうかも大事なことですが、私の不安はこういう腰に負担のかかることをしてまた骨折してしまうのではないかということでした。


引き起こしで2回骨折・・・
そんな恐ろしい事態は絶対避けたい。腰への負担を少しでも軽くするため、整形外科でもらったコルセットもしてきました。
無茶だけは避けよう、とも思っていました。




指導員:「それではこれを起こしていただきます。」
骨折の恐怖に不安になっているばかりでしたが、よく考えたら、生徒6人にバイク1台。
そのバイクを囲むように並んでいます。



これって、全員が見てる前で、一人一人やっていくわけ?



公開処刑とはこのことではないかと。
どう考えたって、「このオバサン、大丈夫かよ」な状況です。
指導員:「それではお一人づづどうぞ」


やっぱりそうなのね・・・・
若者たちはまるで小石でも拾うかのごとく、軽々とバイクを起こしていきます。
その様子を見ていると、これはおもちゃのバイクなのでは?もしかして引き起こし専用の特別仕様のかる~いバイクなのでは?とも思いました。



楽々と引き起こしを行う若者たちの一番最後に私(春)の登場です。
心の中で真打登場だ、と思いました。


重い。やっぱり重い。引き起こし専用のサービスバイクじゃなかった。(後におもちゃのバイクではありませんでしたが、ガソリンの入っていない軽いバイクではあったことがわかりました)
最初の1回目、持ちあがりません。
くつが脱げてしまいました。
私(春):「靴が脱げてしまって・・」
指導員:「ゆっくりでいいですよ」


有難いお言葉ですが、ゆっくりやってもダメなものはダメじゃないの?
と心の中で不貞腐れながら2回目。



あ、できた。
起こせた!



大丈夫だった!!



このあと、クラッチの確認やら、なにやら、教習は続いたのですが引き起こしができたことで夢見心地で、あまり頭に入ってこない状況でした。


そして、このあと適性検査を受けて終了。
この日から教習スタートとなりました。