50代女性で自動二輪の免許を取りにいきます!  

50代(女)で自動二輪の免許に挑戦しました。思っていた以上の苦労です。

22時限目 まだまだ頼りないけど・・

今回の教習は今日が初日という女の子と小型ATの40代ぐらいと思われる女性の女ばかりの3人です。
結局先の教習で雨は降らず、雨も降ってないのに相撲着ぐるみという失敗をしたので、今回は潔くカッパは着ないで乗ることにしました。


指導員の先生が
「そろそろ一段階終わりにしたいところですねぇ」と。
私:「心からそう思っています」
そんな会話を交わして教習です。


初日の女の子とペアになりました。



指導員の先生はまず女の子の初回の教習を指導することになり、私は第一段階見きわめコースを一人で走ることになりました。
第一段階に22時間もかかっているオバサンですが、今日が初日の彼女からみれば「あのおばさん、バイク運転してる」ということになるのでしょうか。



懐かしい初回の教習をインカムで聞きながら、私はひたすらコースを走ります。


クランクは迷わず1速で侵入すると決め、1速であればほぼ失敗なく走行できることを確認しました。
問題はやっぱりスラローム。
ナンダカンダで克服した一本橋やクランクに対し、スラロームは今だ成功率が低いままです。



初日の女の子を見ていた指導員の先生がずっとコース走行をしていた私に指示を出します。
「春さん、そこ、曲がってスラローム繰り返しで」
さすがわかっていらっしゃいます。


この日のスラロームは成功率5割といったところでした。
パイロンを巻き込むようなことはなかったものの、なかなかタイムがだせませんでした。




初日と見きわめ段階の2名の指導で指導員も大変です。


「春さん、それラストで戻ってきてください」
「はい。」




最後のスラロームは上手くできず、パイロンに接触しような感覚がありました。
パイロンを治そうとバイクを停止させましたが、パイロンに動いた跡はなく、「勘違いだったかな」と戻ろうと思いましたが、エンジンがかかりません。


何度やっても、止まってしまいます。
「なんで?」
焦る私。
「どうしました?」
「えーっと。」
やばい、第一段階みきわめかかってるのに、なんでもたいついてるの?
何度やってもダメ。
ヤバーーーイ


業を煮やして指導員の先生がピットからやってきました。
なんのことはないです。
スタンドがおりたままでした。
果てしなくダサいです。




バイクを戻し、
指導員の先生から
「どうですか?」と聞かれました。
”どうですか”だけでしたが、自分として一段階見きわめでよいか?と聞かれているのだと解釈しました。


課題はできていました。スラロームも一応2回タイムをだせていました。
「タイムもでていましたし、できていると思います。」
ここは自分からアピールだと思いました。


「二段階、行きましょう」


「ありがとうございます!」


ヤッター。嬉しい。
温情進級とは思うけど、ありがとうございます。




指導員:「これ持って、上で手続きして。次からは検定コース走るので、覚えてきて。」
私:「はい。ありがとうございました。」


『みきわめカード』をもらって、受付で手続きをすませました。






帰りの車の中で    "本当にここまできたんだ"   とちょっとうるっときそうになってしまいました。


がんばったなぁ。



いや、全然終わってないんだけど。



乗れるようになったなぁ。バイク。
まだまだ頼りないけど、二段階だーーー。