二輪車の事故 シミュレーション二段階2 (26時限目)
シミュレーションです。
前回より日数もたっていないので、今日こそはマシな操作をしたい。
今や実車以上に胃が痛いシミュレータです。
メンバーは20代と思われる男性2名と私。
本日のテーマは二輪車の事故です。
左折事故担当 : 春
右折事故担当 : 20代男性Aさん
出会い頭事故担当 : 20代男性Bさん
となりました。
私は端に座っていたのですが、はじっこは最初か最後のどちらかになるのが常。
最初にやることになってしまいました(>_<)
音声 : 「交差点を右折して下さい。」
画面のバイクを走らせることに精一杯で、赤信号に気づかず交差点の中程で急停止。
シミュレータも想定しない事故になりかけてしまいました。
私への指示は右折です。
まず、乗用車が1台通りすぎたあと、トラックがパッシングをして「行け」と譲ってくれました。
本来ならここで喜んで右折をすると『トラックの陰から出てきたバイクと衝突する』という設定なのですが、私が発進にもたついているうちにバイクはなんの問題もなく直進して行ってしまいました( ̄ー ̄)。
私のあいかわらずの展開のあと、AさんBさんは上手に操作をされて、シミュレータは終了。
そのあとは“昭和の”映像フィルムを見ました。
指導員が取り出したのはDVDでしたが、中身はテープが伸びきったふるーいビデオ映像。
登場する車がドアミラーじゃありません。
あのおしゃれな車はスプリンタートレノでは……。
推定1980年代。
いくらなんでも古過ぎです。
古過ぎ映像ではありましたが、やっぱり二輪車の事故は怖いです。
前にも書かせていただきましたが、私は原付で救急車で運ばれる事故をしています。
右折する車に突っ込みました。
「止まれない!ぶつかる!」と思ったときからゆっくりと時がながれはじめ
「嘘でしょ。本当に止まれないの?」
と思った瞬間に記憶が途切れ、気がついたとき私は道路に横たわっていました。
私の感覚では、コツンと車にぶつかり、コテンと倒れてしまったというくらいでしたので、起き上がってまたバイクに乗ろうと思いました。
しかし、運転手の若い女性の
「起き上がらないで!血がながれるから!」
という叫び声に
『血? そんなことになってるの?』
と思っていると、もう、救急車の音が聞こえました。
そんなに直ぐに救急車が来るわけもないので、私はしばらく気を失っていたのかもしれません。
当時、暴走族がブームでした。
そして、暴走族はノーヘルというのが当たり前で、ヘルメットをした暴走族なんてそんなダサい話はありませんでした。
ヘルメットに対する意識は今ほど厳格ではなかったように思います。
この時、私も一応ヘルメットはしていましたが、中学時代の自転車通学の時にむりむり被らさせていたヘルメットをそのまま使っていました。
私の血というのは、その自転車用ヘルメットの小さなつばの部分が割れて額を切ったためでした。
救急車の音を聞きながら、加害者となってしまった若い女性の
「右折のウィンカー、出してたじゃない」「ごめんなさい。私がよく見てなかったから」と混乱して泣き叫ぶ声も聞こえました。
ぶつかって、コテンと倒れたくらいの事故と私は思っていましたが、(本当かどうかわかりませんが)後から聞いた話では体が宙を舞ったとか。
そんな事故にも関わらず、額は切りましたが怪我は全身打撲程度。要は無傷でした。
事故は私が悪かったと今でも思っています。
しかし、加害者となったのは車の運転手であったお姉さんでした。
私の家に謝罪にみえられたとき、玄関先で「申し訳ありませんでした。」と泣き崩れるお姉さんに申し訳ないのは私のほうだと胸が痛みました。
この後も特に事故がトラウマとなるようなことはなく、修理された原付に乗りました。
しかし、それから直ぐに実家を離れることになってしまったのでさほど乗る機会もなく、それ以降二輪車に乗ることはありませんでした。
蛇足ですが、車の事故も一度だけあります。
海外に住んでいた時にFreewayで接触事故を起こしてしまいました。
私の過失でした。
気持ちは「ごめんなさい、ごめんなさい、すいません~((T_T))」でしたが、
そのお国の流儀にならって、「オーマイガー、なんてこったい」的な感じで、もちろん「アイムソーリー」は絶対に言いませんでした。
Freewayだったので、スピードもでていて、車もかなりへこみましたが、相手も私も無事で身体的には何の問題もありませんでした。
二輪車の事故は生死に直結することを既に知っています。
今でも、走馬灯の果てに、目を覚ましたところがこの世でなかったら、死んでいたのだなと思います。
安全にバイクを楽しみたいと思います。
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